交通専門家の事故リスク報告と対策提言の答申にも拘わらず、事業者からの交通対策が示されていない。

計画地は、駅至近ではない事、2㎞圏からの通園を想定している事から、自転車の利用が多くなることを想定しています。尚、通園時の自動車の利用は園規則で禁止とのことで、危険要素からは省いて考えています。

本整備計画は、周辺の道路事情、及び世田谷区第一種低層住居専用地域内私立保育所の敷地規模に相関した定員実績平均値(世田谷区提供のデータによる)の2倍の定員であることを踏まえ、交通事故リスクを懸念して、事業者に対して、交通専門家の交通アセスメント調査を求めました。

 

専門家によると、計画地に至る細街路はいずれも視界不良、狭小で、出合い頭事故の発生する危険性が非常に高い典型的な場所であること、八幡小学校の通学路も絡むことから、計画地周辺道路の「近隣住民も含めた自転車走行禁止」の厳しい提案が示されました。また、歩行者が増えることから、近隣の自動車利用も控えることも勧められています。

近隣住民としては加害者、被害者にならない為にも専門家の提案に協力していく所存です。一方、事業者には、専門家から事故による犠牲者の多くはお子さんであるとの見解が示され、事故の危険性を再認識するよう厳しい勧告がありました。一般的に保育園が行っている交通安全対策以外には、専門家の勧告を受けての実効性のある対策の提示はありません。